ZIL5で3泊4日の車中泊を通して、ZIL5の実力が色々と実感できたので、各装備の使い勝手をまとめてみた。
冷蔵庫
旅行中はスイッチを常時ONで使用。いつでも冷たい飲み物と氷が手に入り、とても便利に使うことが出来た。道の駅で購入した桃を直ぐに冷やすことが出来たので、翌朝、朝食代わりに食べたが、これが美味かった。
ただ、家の冷蔵庫で麦茶を冷やしていたポットをそのまま持って出ようとしたら、ポットの厚みでドアが閉まらない。数種類のポットを色々試してみたが、どれもダメだった。冷蔵庫のドアポケットは厚みがないので要注意だ。
日中は、ソーラー発電だけで電力を賄えていたようで、サブバッテリーの残量は100%のままで全く影響が無かった。
カセットトイレ
夜中に数回トイレに行くので、カセットトイレ は必須の装備だと考えていたが、正しくその通りだった。原則、小専用とルールを決めて使用。
マルチルームの広さは多少窮屈だが、扉を締めて問題なくトイレを使用することが出来た。深夜にトイレを使用する度に、しみじみとカセットトイレ の有り難みを感じた。
トイレ装備のないキャンカーは自分の場合は考えられない。
旅行中、洗浄用モーターが回りっぱなしで洗浄水が出ないトラブルが発生していたが、不思議なことに、帰宅したら治っていた。原因が全くわからないままだが、このまま経過観察することにする。
サブバッテリー+ソーラー充電器440W
日中、天気が良ければ、冷蔵庫やテレビ、パソコンの電力使用量ぐらいなら十分に賄えることが判った。夜は、エンジンを止めてサブバッテリーだけで家電エアコン、テレビ、冷蔵庫、照明などを2〜3時間使用して普通に夜を過ごしても、バッテリー残量は70%代を維持していた。
寝るときは、家電エアコン、テレビ、照明のスイッチを切り、窓を開けてルーフベンチレーションを使用したが、それだけで十分快適に寝ることが出来た。
翌日には、走行充電とソーラー充電のお陰で、午前中のうちにバッテリー残量は100%に回復していた。
家電エアコン
エンジンを掛けた状態では、車のエアコンだけで十分過ごせたが、真夏のカンカン照りで直射日光が射し入る時間帯は、車のエアコンがあまり効かない時があり、そんな時だけ家電エアコンを除湿運転していたが、サブバッテリーの残量にはほとんど影響が無かった。
家電エアコンは、日中カンカン照りの車内に、クーちゃんを車内で留守番置させる時に必須の装備だ。ペット連れの食事や買い物が出来る施設が少ないため、ドライブ中にどうしてもクーちゃんを車内に残して行くケースが発生する。今回も数回あったが、エンジンを止めた状態で家電エアコンを除湿運転させることで、快適な車内温度を保つことが出来たので、安心して留守番させることが出来た。カタログ上では使用可能な時間の目安が4〜5時間とあるが、サブバッテリーが劣化した状態を考えて、最長2時間までとルールを決めて使用するようにしたいと思う。
車内温度を出先から確認出来ると安心だと思うので、何か良い方法がないか考えてみたい。
ガスコンロとシンク
3泊4日の中で、ご飯を炊いたのは2回、他に、レトルト食品を温めたり、味噌汁やコーヒーを飲むために何度もお湯を沸かしたり、冷たいお茶を作ったり、使用した食器を洗ったりした。フライパンも用意していたが、これは一度も使用しなかった。
ZIL5は、生活用水60L、飲料用に20Lのタンク容量があり、出発時に満杯にした水は、3泊4日でまだ3分の1ほど残っていた。
シンクが小さいので、使い勝手はあまり良いとは言えないが、車内で凝った料理をすることは考えてないので、これで十分だろう。
外部ゴミ専用収納庫
後部に装備されている「外部ゴミ専用収納庫」が非常に有用だった。
生活をしていると生ゴミや生活ゴミが必ず出るが、簡単に捨てることが出来ない世の中で、ゴミは持ち帰りが原則だ。外部ゴミ専用収納庫があるお陰で、ゴミを車内に置かずに済んだので大変に助かった。
写真は、旅行から帰ってゴミを捨てた後の状態で、結構な汚れ具合だが、ホースの水で簡単に洗い流せる。
ZIL5は最強の遊び道具だ
ZIL5には、家の中と変わらない日常生活を送れるだけの装備が全て揃っている事が今回の旅行で実感する事が出来たが、唯一、対応出来なかったのが洗濯だった。こればっかりは、コインランドリーを頼るしか無かった。
運転席まわりでは、無造作にダッシュボード上に置かれたバックモニターを何とかしなければならないが、両面テープで固定してしまうと位置を調整出来ない。少しお金を掛けてミラー型モニターに交換する案を検討したが、配線処理を考えると自分ではとても出来そうにないので、どうしたものかと思案中です。
次回の旅行までに、用意したい小物は、ケトル、室内時計・温度計・湿度計、傘立て、それと、シート汚れが心配なので、汚れ防止対策を検討したい。
ZIL5という最強の遊び道具が手に入り、やりたい事が次から次へと思い浮かぶ。
ZIL5の影響だろうか、数年前、家内と二人で山歩きした時に、一度遭難仕掛けたことがあり、それ以来、「二度と山には行かない」と言っていた家内が、山歩きを再開しても良いと、言い出した。
ここ数年、山歩きに釣り、シーカヤックなど「ひとり遊び」ばかりで、それはそれで楽しかったが、そろそろ飽きてきた頃だったので、また、楽しみが一つ増えた。
今回の旅行は、ZIL5の実力を試すのが旅のテーマだったが、遊び道具は何も積んでいない。大型の外部収納庫も、今回は使わずじまいだったので、今後の課題は、遊びのテーマに合わせて道具をどうやって積み込むか考える必要があるが、それも楽しみの一つだ。
これから、ゆっくりとZIL5で遊びたいと思う。
にほんブログ村
コメント