ZIL5の初旅行は、8月14日から4泊5日で四国から山陰地方を周ってくる計画を立てていたが、台風10号の影響で計画がおじゃんになってしまった。
どうしたものかと考えた末、初旅行は「ZIL5の運動性能を確かめる旅」と題して、目的地は群馬県の「吹割の滝」と栃木県の日光東照宮を周ってくることに決めた。
ZIL5の仕様は、4WDディーゼルターボで、どノーマル。
オプションはソーラー440Wに地デジチューナー+ブルーレイプレーヤ、カーナビ、ルーフベンチレーター変更、シャワーカーテン。
それと、見た目も大事なのでFRPフロントバンパー&サイドフェンダーセットを取り付けてもらった。
ちなみに、電子レンジは載せていない。
テレビは、amazonでシャープ22V型AQUOSを購入して自分で取り付けた。
1日目は、北陸自動車道から上信越道を経由して須坂長野東ICで降りてから国道406号 で菅平高原、群馬県嬬恋村を経由、長野原町から国道145号に入り、県道36号を経由して国道17号に出てから、そのまま下道で「道の駅 白沢」を目指した。
1日目の目的地は「道の駅 白沢」で走行距離は約380km。
朝9:30、美川ICから北陸自動車道に入り、時速80kmで走行。特に問題はなく、気持ち良く走行することが出来たが、時速100kmになると道路の僅かな歪みや段差でハンドル操作の補正が頻繁に必要になるため、ハンドルを握る手に力が入り緊張したが、スピードに慣れて、ハンドルから伝わる情報に自然と対応出来るようになれば、なんとかなりそうなレベル。
途中、追い越しで時速120kmのスピード領域を試してみたが、これは、明らかにスピードオーバーの自殺行為でした。すぐにスピードを落として走行車線に戻りました。
普通車だと、制限速度100kmの道路では、巡航スピードは時速120kmまで勝手にOKとしていたが、ZIL5の巡航スピードは時速80km〜100kmが妥当だと判断した。
この日は、風もほとんどなかったが、時折、トンネル出口で僅かな横風を受けヒヤリとする場面が何度かあった。
大型トレーラーや大型観光バスに追い越されると風圧の影響も確かにあった。
ZIL5を購入を決めた時点で覚悟していた運動性能を一つ一つ確認する作業を行ってみたが、想像通りの結果だった。荷物満載のトラックを運転したことがなかったが、ZIL5の運動性能がまさにそれなのだろう。普通車とは全く別物の乗り物だと言うことを自覚した。
ZIL5の高速運転は、時速80kmが緊張せず楽に運転できる巡航速度で、それでも前方に車がつまることがたまにある。その時は、追越車線に入り、時速100kmを上限に追い越すようにして、車線変更時はデリケートなハンドル操作が必要なのは言うまでもないが、横風がなく、天気の良い日なら、これで問題なく運転することが出来た。
もし、これが横風の強い日や雨が降る状況下では、時速80kmの走行が困難になることが容易に想像できる。そんな時は、時速80km未満の走行を強いられることになり、高速道路を利用する意味があまりなくなるので、その程度によると思うが、横風の強い日や大雨の時は、高速道路に乗らないという選択肢を頭に入れておこうと思う。
高速道路を上信越道の須坂長野東ICで降り、国道406号 で菅平高原、群馬県嬬恋村を経由して、 長野原町から国道145号に入り、県道36号を経由して国道17号に出たら、そのまま下道で「道の駅 白沢」へ向かった。
国道406号、145号は県境によくある片側1車線の峠道で、ZIL5で初の峠道だったが、これも、予想通りの結果だった。
峠道の上りはスロット全開でも時速30〜40kmがやっとで、下りはODスイッチをOFFにしただけでは、かなりスピードが出てしまうので、コーナー手前で2ndギアに入れてエンジンブレーキを多用するようにしたが、それでもコーナーの度に、かなり手前からフットブレーキを強く踏み込み、コーナーの進入スピードを時速10km以下に落とさないと、前輪が沈み込んで車両が前につんのめり状態になるので、万が一、オーバースピードでハンドルを切ると横転しそうで怖い。運転席が高いので、なおさら怖い。助手席の家内もコーナーの度に悲鳴を上げた。
上りでも下りでもない中間地点では、時速60kmを出せてもすぐにコーナーが出てくるので、2ndギアのエンジンブレーキとフットブレーキを多用することになる。
気がつけば、後続車が数台列をなしているのがサイドミラーで確認出来るので、その度に道路脇に駐車スペースのある場所を見つけて、後続車をやり過ごすようにした。
3時間近く峠道を走っただろうか。峠道にも慣れ、いい加減飽きてきたところで国道17号にぶつかり、それからまもなくして「道の駅 白沢」に到着。時計を見ると18:30を過ぎていた。
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