iMac (27-inchi,Mid 2020）Montereyで、Parallelsで動かしているWindows10の仮想マシンにRAD Studio 11のインストール作業に足掛け３日掛かってしまった。インストーラーがまともに動作せず、途中でエラーダイアログを吐いてインストールが出来なかった為だ。
相変わらず、Windowsのエラーメッセージは何も役に立たない。
結局、サポートにネットからメールで問い合わせするしかなく、翌日、ネットワーク環境に問題がある可能性があるので、別のインストール方法を試すようにと、再インストールの手順が記載された回答メールが届いた。手順には、複数のレジストリ削除が含まれている。
手順に従い、再インストールを試したが、また、同じエラーが発生した。
再び、サポートにメールで「再インストールを試したが、状況は変わらず」と伝え、至急、次の指示を待つ、と返信したが、この日は、回答なし。
翌日、昼を過ぎても連絡がないので、回答を催促するメールを送信すると、直ぐに、「同じような症状で解決出来た対応手順があるので、それを試して欲しい」と回答メールが届いた。
結局、その対応手順が正解の手順で、無事、正常にインストールすることが出来た。
折角なので、その対応手順を含めたインストール手順を以下に記録として残しておきます。
カスタマーポータルのアカウントを作成する
カスタマーポータルの「Create Account」をクリックしてEDN（Embarcadero Developer Network）アカウントを作成する。
RAD Studio 11のインストーラーをダウンロードする
エンバカデロ・テクノロジーズから届くライセンスのお知らせメールに記載されたインストーラーの入手方法に従い、インストーラーをダウンロードする
RAD Studio 11をインストールするダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして起動する
ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして起動し、指示に従ってインストールを行う。
そのまま「OK」をクリック。
「使用許諾契約およびプライバシーポリシーに同意する」をチェックして「次へ」をクリック。
メールでシリアルナンバーを取得しているので、そのまま「インストール」をクリック。
インストールが始まり、しばらく進捗バーを眺めていると、次の製品登録のダイアログが表示される
シリアルナンバーと事前に登録したEDNのアカウント・パスワードを入力して、「登録」をクリックすると、接続エラーが発生して先に進むことが出来ない。
社内ネットワークは、当然、プロキシ配下にあるので、原因は、多分それだろうと、簡単に推測出来たが、画面表示の通り、「接続中に問題が発生したのですか？Embarcadero Web 登録を使用してください。」のリンクをクリック。
ブラウザが起動し、使用許諾使用許諾コードの登録画面が表示されるので、画面下にある「許諾ファイルのダウンロードまたは電子メール送信」よりEmailアドレスを選択して「登録」をクリックする。
すると、直ぐに許諾ファイルが添付されたメールが届くので、添付されている許諾ファイルを任意のローカルフォルダに保存する。
保存した許諾ファイルをUTF-8（BOMなし）の文字コードに変換する（これが、サポートの回答メールに記載されていた対応内容）
シリアルナンバー入力の直ぐ右隣にある「詳細」をクリック。
Embarcaderoライセンス管理の画面から、UTF-8（BOMなし）に文字コードを変換した許諾ファイルをインポートして「完了」をクリック。
プラットホームの選択画面が進むが、ここでC++Builder Windows Enterpriseの選択を外し、「続行」をクリック。（C++Builderのライセンスを取得をしていないので）
ここまで来れば、残りは画面の指示に従うだけとなる。
そのまま「インストール」をクリック。
ここは、少し時間が掛かるが、そのまま待っていると、
終了画面が表示されるので、そのまま「作業開始」をクリック
「ファイルとレイアウトレイアウトの自動保存」をチェックして「始めましょう」をクリック。
これが、RAD Studio を起動した画面だが、何故か、データの読み込み中にエラーが発生している。
一旦終了して、デスクトップに作成されたアイコンから再起動してみると、
今度は、正常に表示されたので、これで良しとしました。
インストーラーの品質が悪すぎて不安
今時のアプリケーションとして、プロキシを自動処理出来ないインストーラーの品質とは、如何なものだろうか。
OSに問題があるのか、Delphiに問題があるのか、インストール作業だけでは判断出来ないが、Windowsアプリケーションの品質が、２０年前と何も変わっていないと感じたインストール作業でした。
インストール作業は正味３０分程度だったが、それが足掛け３日も掛かってしまった。
Delphiによるシステム開発の生産性が、期待通りであることを、今は心から祈るばかりです。
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